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組版の歴史
 グーテンベルクの印刷技術発明以来、長きにわたり行われてきた活版印刷では、まず活字を文選と呼ばれる活字を集める工程から始め、次に判型版面にあった木箱に活字を植字しページを作りました。
 職人が時間をかけ精魂込めて仕上げるこの組版工程は、印刷物デザイン、しいては出版印刷会社の質の良し悪しを決定づける一大要素として印刷技術の中で花形とされました。
 情報伝達速度がダイレクトに経済に結びつくようになってきた頃、印刷工程もより早く進める必要性に迫られ、まず手間のかかる文選植字といった工程の自動化が進められました。
 具体的には、使用する活字を機械のキー操作により選択することで、自動的に鋳植機から活字が生成され、木型に貼り込んでいく自動モノタイプが開発され、やがては鉛鋳造そのものを無くすため、端物や見出作成などの用途に使われていた写真植字機に電子計算機を組み込んだ「電算写植(CTS:Computer Typesetting System)」へと代わり、組版の舞台は大きく様変わりをしました。

組版は工芸から工業へ
 初期のCTSでは、コマンド(頁組命令や柱、ノンブルの指定など)をキーボードから打ち込んでいくことで版下を作成しました。
 この作業はコーディング(Coding)と呼ばれ、卓上で画面を見ながら作業を行える画期的な方式ではありましたが、現在のDTPとはほど遠いもので、画面に映し出される組版情報は可読性の低いバッチスクリプトの羅列であり、作業者(コーダー)が頭の中で出力イメージを描いて組版を行っていました。
 当時は、電算機の演算を早くさせるためにバッチスクリプトをいかにうまくまとめつつ、多くのコマンドを駆使し組版に応用させるかが技術の要でした。
 その後長きにわたり使われることになったCTSですが、美しい書体や体裁実現とは裏腹、最大の欠点である生産性の悪さは否めず、より簡易で安価なパソコンを使ったDTP(Desktop publishing)システムの登場により、組版工程は一気にそちらへシフトしていきました。この時はじめて組版が“工芸”から“工業”に移ったと言えます。

しかしながら組版はライン作業ではない
 昨今のコンピュータ技術の飛躍的な向上は、ソフトウェアをインストールするだけで組版工程をまかなえるようになり、いつしかそれを扱う者はDTPデザイナーもしくはオペレーターと呼ばれるようになりました。
 その簡易な操作体系を習得した人びとは、確かにアプリケーションのオペレートには長けているものの、基本的な組版、すなわちかつての組版技術に関しては疎く、彼らの仕上げた物は、およそ日本伝統の組版ルールに沿った物ではないケースが多々あります。
 組版ルールとは、禁則文字列や和欧混植、約物(パーレンや中黒など)のアキ量などといった基本的なルールのことで、それらは各版元により若干の差異はありますが、本来は古来からの文書(もんじょ)、和装本の頃からの文字配列と活版組版において物理的配置が不可能なパターンの除外、そして文字の読みやすさが融合された結果であり、言うなれば千年以上の歴史が積み重なり完成されたルールです。
 DTPではこのルールにとらわれない斬新的なデザインを可能とし、見方を変えれば先鋭的でアグレッシブな製品を生み出すことができます。
 これ自体は否定のしようのない時代が求めた結果だと思いますが、やはり本来の組版があるべき姿は、活版組版と電算写植組版で培われた技術の蓄積であって、その流れに沿って作り上げられた製品はオーソドックスで美しい体裁が得られていると思います。

ギアプレスの組版に対する姿勢
 ギアプレスは、専業である組版を大切にしており、美しい体裁の製品を作り上げる “プロ” であると自覚しております。
 当社のノウハウは、かつて活版や電算写植に携わった経験を有し、同時に最新のネットワークコンピュータやDTP技術にも長けております。
 新旧それぞれのメリットデメリットを熟知した弊社だからこそ、顧客サイドに沿った製品をあらゆる素材や技術からチョイスし、お客様へご提供もしくはコンサルティングすることが可能です。
 また、高品位な制作物は、おかげさまでお客様から高い評価を頂き、弊社の組版技術に取り込んできた結果の集成であると自負しており、それらご提供した製品に対し、満足して頂いたお客様の笑顔を見ることが最上の喜びと日々感じております。

株式会社ギアプレス代表取締役 今井 賢一

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デザイン、DTP制作
組版、デザイン、レイアウト、装丁、書籍、雑誌、
封筒、名刺、広告、ポスター、チラシ、ロゴ制作、
フライヤー、冊子、パンフレット、リーフレット、
校正、テキストデータ処理、web制作 etc.
出版、メディア事業、企画、編集、翻訳

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